こんにちは!福村建設です(*^_^*)
今回はポスト(パイプサポート)のご紹介です(^^)/
【 技術紹介『 ポスト(パイプサポート )』】
パイプサポート(呼び名:ポスト)とは、スラブ・梁等の型枠及びコンクリート重量等を支える支柱。
上下2本の鋼管(丸)を組み合わせ、長さの調整が自由に出来る様にしたものを言います。
🌸フラワーサポート種別
- 1.0尺 働き 320~440 (mm↓)
- 1.5尺 働き 410~620
- 2.0尺 働き 620~940
- 3.0尺 働き 920~1415
- 4.0尺 働き 1220~1995
- 5.0尺 働き 1520~2590
- 6.0尺 働き 1720~3040
- 7.0尺 働き 2120~3440
- 9.0尺 働き 2620~3940
□補助サポート 4.0尺 長さ 1200
ユニサポート 働き 250~376(鋼製束を代用)
(※注意・・・特に9.0尺は最大3940mmまで伸びますが、最大では使用をお勧めしません。サポートピンの位置が一番上部になるからです。そうすると不安定になるからで、実際には3700mm以下で使用し、超える場合は補助サポートの出番です。また、補助サポート使用時は支える強度を半分以下に想定します。)
今回ここでは、梱包 といった整理整頓の仕方と、パイプサポートの認定証について説明したいと思います。
♦ 認定について
2015年末~2016年初めに、仮設工業会事務局より、
「認定合格マークの無いパイプサポートに注意!」と、注意喚起が書面で発表されました。
そのことについて、福村建設で保有しているポストについて説明します。
福村建設では、🌸型(フラワー)のポストを保有しています。
▼ 🌸型(フラワー)
の2種類があります。
フラワー型はポストを積み重ねる時に、フラワーの溝部分が丸鋼管の部分にフィットして、
口型と比べてコンパクトに梱包できます。
この考案は、昔からメーカーさんである 光洋機械産業さん の特許製品でした。開発は昭和63年です。
フラワー型については、福村建設では10年以上前より光洋機械産業さんから購入しています。
製品情報:フラワーサポート
福村建設では2015年にフラワー型サポート(SF-90N(9.0尺)・・・1500本)(SF-50N(5.0尺)・・・500本)
(SF-60N(6.0尺)・・・500本)を新規に購入しました。
福村建設は、資材を購入する時、中古では無く、必ず新品を購入します!
このことは簡単に言うと、中古を買ってしまうと、それだけ劣化も早いと思っているからです。
パイプサポートは、いつもコンクリートの重さを支えてくれているので、
メンテナンスもしっかり行います(^^)/!!
また、昔と少しモデルチェンジされている。と、光洋機械産業さんより、教えて頂きました。
ではここで、沙汰されている類似品との違いを紹介したいと思います。
■ ここが違う!光洋機械産業さんのパイプサポート ■
( 1 )受台・台板に、補強のためにくぼみがつけてあります
( 2 )認定基準合格品(光洋機械産業㈱)のシールが貼ってある。
※そのうち剥がれてくると思いますが、シール跡が残ります
( 3 )プレスで出来た、くぼみの場所の位置が違う
■ 福村建設での各保有パイプサポート認定書について ■
フラワーサポート(新) フラワーサポート(旧)
光洋機械産業㈱ 光洋機械産業㈱
※ 口型サポート(旧) (2020年/4月~弊社では取り扱っていません)
パイプサポートの丸鋼管は伸縮するので、それを支えるサポートピンも重要です。
現場では、サポートピンが無くなっているからといって、鉄筋やセパ等で代替えすることは絶対禁止です!!!
サポートピンは、岡部さんより定期的に購入し、サポートを出庫する時は、有無を確認して出庫します。
♦ 梱包等について(2020/8~フラワーサポートラックH465に変更しています。)
【 各種サポートのメンテナンスの仕方と梱包の仕方 】
< メンテナンス >
現場から帰ってきたサポートを※ケレンしたのち、パイプサポートのハンドル部にグリス(油)を塗ります。
(※ケレン(作業)とは…現場から引き上げた資材に付着したコンクリートを機械もしくは、手で取り除く作業)
サポートのケレンは、サポートに付着したコンクリートを、ハンマーなどで叩いて落とします。
ハンドル部にコンクリートが付着すると、ハンマーで叩いても溝に詰まってしまい、取りにくくなってしまいます。
ですがグリスを塗ってから現場へ出せば、コンクリートが付いてしまっても、
簡単に取ることが出来るというメリットがあります。
またグリスを塗らないでいると、
このように錆びてしまうので、サポートのメンテナンスをするにおいて、重要な作業なのです。
■ こんなサポートも… ■
寸法:250mm~(220mm~)
通称ユニサポートと言ってます。
左写真のものが(220mm~)
右写真が鋼製束の代用で、(250mm~376mm)※2014年に250本購入
狭い場所での通り直しや、地中梁の底受け、免震柱の支柱などで使用します。
細いけど1t以上の重さに耐えられるとのことですが、不安定になるので使用時には本数を増やしましょう。
追記:福村建設では、資材の1梱包を800kg以下に徹底しています。それは、吊荷の重さが800kgを超えないようにしているからです。なので、それぞれのサポートの1梱包の本数が違いますし、荷姿も考えています。すべては、安全(安全率)に対しての取り組みです。
以上、ポスト(パイプサポート)の技術紹介でした(^^)/