頭首工(完成)

 

 

初めて、型枠でお世話になった「頭首工」という構築物を分かる範囲でご説明したいと思います。

頭首工とは、河川の流水を用水路に引き入れるための施設の総称であり、今回は、側壁(右岸・左岸の護岸擁壁)・堰(底版で川の底にある)・堰柱(川幅の真ん中)・水路(田圃に水を送る)・管理施設(建築工事)・堰の高さを調整する油圧機械などで構成されています。頭首工という用語は、明治時代から用いられていて、農業用水を河川から取水するために古くから発達したもの。

平成28年度の工事からお世話になり、川下左岸:元請宋徳建設さん(建築も合わせ)・右岸:元請石本建設さん 3つの工事発注で、ほぼ2年の期間で完成しました。(写真は2018/10/18撮影)

写真:魚道(字のごとく魚の通る側川)

島津川も台風などの増水の被害を受けているようで、各所で護岸(災害復旧の工事が行われています)

この工事は、河川で、流れる水も勿論多く、左岸・右岸と分けての工事で、それぞれの工事で仮設の堰き止めが、元請さんにとって大変なご苦労をされたと思います。また、型枠を通してお世話(施工させて)してくださりありがとうございました。(記念)

堰とダムとの違いは、、、

堰の高さが15mを超えるとダムと呼ぶ。

堰と堰堤(谷止)の違いは、、、

河川の堰き止めと土砂水の堰き止め。