間伐エース工法

治山現場です。

なかなか、堰堤の型枠工事とは、縁がなかったのですが、平成29年中は、福知山と与謝野で2物件お世話になりました。

3月20日に完成検査が行われた治山ダムは、株式会社グローヴさんがプロデュースされ、元請の日置建設株式会社さんが始めて取り入れられた間伐エース工法が採用され、自社(型枠専門業者にとっても)でも初めての経験でした。

間伐エース工法協会(新着情報)でも、作業開始から完成までの流れを紹介して頂いています。

※折れた谷止工の残存型枠です。(打設は設計上4回でしたが、間伐エース工法によって3回になりました。)

 

施工実績:金屋治山事業(予防治山)

片面は在来型枠で裏面(山側)が間伐型枠です。間伐エース工法は、従来より早く施工でき(その代りに資材費が高いのかな?)ます。だけど、型枠専門工事業者には、在来部分のみの施工依頼が多いのです。自社では間伐材を使った堰堤は、本来、型枠大工で行う、在来型枠と残存型枠、その他に、鉛直打継溶接金網設置、目地材設置、止水板設置、水抜パイプ設置、勿論溶接を全てお任せ頂ける所のみ、今のところ施工させて頂いています。土工さんにとっては、作業の兼ね合いが難しく、堰堤の特性上、一連(型枠・打設・溶接・付属物設置・掘方)の作業を1社で行うほうがロスが少なく済むと思うのです。が、

なぜ、ここで紹介してるのかというと、、

完成の検査前に元請様から「型枠の作業工程においてスムーズで正確、綺麗な施工に感謝します。また、快く作業下さり助かった。ありがとうございました。作業員のかたには職長さんをはじめよろしくお伝えください。次回の仕事も是非に。」とのお言葉を頂きました。

間伐エース工法協会会長様から「型枠専門業者に間伐エース工法を実際に建て込んでもらうのは初めてです。なのに、早くて正確で折れ曲がった部分も模範となるものです。他の現場の堰堤でも福村建設(職長)をPRします。」とのお言葉を頂きました。

まさに、模範となる現場です!

(完成写真【ドローン撮影】を頂きました。ありがとうございました。)