Business trip to IBARAKI report

2022/10/20-21 茨城出張 レポート


 茨城県への出張前、偶然にも帝国データバンクと情報交換。うちは、3つの日本一(Objective:number of employees grade)を目指しています。日本には、評点65点以上の型枠業者さん3社(小野組[大阪竹田工務店[新潟]藤井建設[茨城])がヒット、その中で、社員数70人超えている会社さんが藤井建設㈱さんで、わたしの中では、型枠工事業者日本一(3つのうち、2つの日本一)で、目指したい会社です。今回、藤井グループである、型枠・仮設資材リースの湘栄産業㈱様にお邪魔させて頂きました。

 神戸と茨城は飛行機の発着が一日に3便あるようです。スカイマーク(0810-0920)で防衛相航空自衛隊百里飛行場と併用の茨城空港に到着。6人での出張でしたので、レンタカーで移動。百里機材センター到着(着替え)。10,000坪を超える資材センターです。金谷修一社長、河野正一常務との名刺交換、茨城のインフラや茨城空港について詳しくお話して頂きました。第2機材センターでは、エコプリフォーム整備ラインを見せて頂きました。ロボット4体とAIリフトが動き、全て自動で、エコプリフォームの表面を張り替えていきます。合板ラインさながらの生産ラインとなっていました。日本にはここにしかないものなので、凄すぎるので、画像・動画はお見せできません。(←社内共有させて頂きます)

 エコプリフォーム(藤井建設HP内)とは600×1500のアルミフレーム+面板樹脂の型枠。 

 エコ=Ecology「環境」+プリ=Prius「~に先立って」

 ☛環境を守り未来に先立つ型枠という意味

 使用上の注意点①側圧60kN/㎡以下となるように打設速度を管理②FRPの面板のため剥離剤は水溶性③バイブレーターを直接面板にはあてないこと(合板も同じ)④枠がアルミフレームのためコンクリートの付着は直ぐ取り除くこと⑤海中で使用すると電食反応で溶解する⑥キズ・凹み・曲り・破損・亀裂のある場合は使用不可⑦玉掛けはスリング(布製)ベルトを使用すること(←合板とほぼ同じですね)20221022144345014 20221022144358216

 その後、第3の資材センターも特別にお見せいただきました。そこは、宝(スクラップやアルミ)の宝庫でした。これまでの苦労や歴史がつまった感動するもので、ここで撮らせて頂いた写真がたくさんあります。その後に現場東海村第2原電内、防潮堤建設現場:大成建設) で実際の現場をみさせて頂きました。藤井建設㈱の職長さまの案内で、まるで、進撃の巨人で出てくる囲い壁です。高さは12mくらいの防潮堤で各工区で分かられている中の大成JV工区で、打設高さ3.0mのノンセパ両面型枠で、壁厚2.6mの中には、鋼製杭が中空となっており、1回の打設量は88㎥とのことでした。皆は、段取りセパ(埋め込み壁アンカー)や2次仮設(ブラケットなどの盛替え)、施工歩掛のことを質問していました。

お昼は生シラス丼を頂きました(あげられたてのシラスで、臭み全く無し美味い)天気干しもされていました。

 大成工区、鹿島工区、大林工区、安藤ハザマ工区と多くの工区で現場が同時進行している中、この防潮堤は、大成工区を待っている段階で、次に大林工区が鋼製杭打設工事が進行していました。藤井建設㈱さんは、1次で、杭工事以外を請け負っておられるのです。この現場では、ワイパネとエコプリ、50×100角パイプ、ワイドパネルビーム、押え座金で組み合わせた大判型枠で、木製以外は、鳶工職人が建込をされていました。型枠大工は高齢化ですでに人の数が減っており、比較して若い年齢層が多い”鳶でも型枠を組めるように”をコンセプトにされていました。

 その後、百里機材センターに帰還。感心する一言でした。古くなった枠足場は整理棚になったり、レールの屋根や安全通路で使われたりしていました。ここでもアーム型ロボットが活躍していて、人の3倍は効率が良いとのことでした。実際のケレンについては、仕分けをされて効率化を図っておられます。

 2代目になられる藤井建設㈱原澤武夫社長と少しお話が出来ました。「安くで廃校が手に入り=廃校になった学校施設有効活用を計画されてのことです。2年後には業界としては初となる研修の場、行く行くは建設学校として運営してきたいと考えていると」ここでも、私の中の型枠業者日本一であることを再確認することが出来ました。

 私たちの考えている、コラボレーションワーク(働く人の共同)は、もう、されており、わたしたちとしては、目指す姿(光景)が正にここ茨城に広がっていました。私たちの3歩以上、先に行っていることも再確認致しました。このような機会を頂いたプロジェクト<働く人・お客様・会社のトリプルWIN を 目指す>に感謝し、今宵は、茨城の地(石岡市)でそこそこ楽しみたいと思います。(宿泊先・茨城県石岡市ホテルルートイン(食事交流会・よし成

 翌日は、ドライブを楽しみました。道の駅たまつくり

霞ヶ浦大橋、霞ヶ浦周辺の細い道でレンコン栽培の勉強(稲はなく、殆どがレンコン田圃)

空港そばの空の駅(そ・ら・ら) 航空自衛隊百里基地※F2戦闘機は2機のスクランブル(爆音!)

 

福村コラボ隊「わたしたちも、日本一を目指していきます。」湘栄産業㈱様「わたしたちは、もっと上を目指します。」いいね!こういう会話!サイコーな茨城研修の旅でした! (人”▽`)ありがとう☆

藤井建設HP

藤井建設:企業探訪(出来た製品会社の命を掲げる型枠工事の県内トップランナー)

 

 


 

 

プロジェクト<働く人・お客様・会社のトリプルWIN を 目指す>とは、

(型枠)福村建設と(仮設)フクムラ仮設とのコラボレーションワーク(働く人の共同)のことで、北近畿エリアの<All building frame works>を目指すものです。

フクムラ仮設㈱ 福村社長より 

〇トリプルWIN一つ目のWIN〇

働く人とは職人・社員・協力業者です。

過当競争がすぐに激化しやすい建設業、忙しいときには身も心も疲弊し、暇なときには金の心配で心を病む。そんな労働環境になりがちです。飛びぬけて豊は追いません。仕事量が安定し、明日が見えて、仕事に誇りと暮らしの安心がある。そんな「働く人」のWINを目指します。働く人を一番最初にもって来たのは、一番重要なWINだと考えるからです。

〇トリプルWIN2つ目のWIN〇

お客様にはよりよい付加価値を提供できなければ、プロジェクトの成功はありません。

まず予想できる付加価値は、型枠・仮設等がコラボすることでお客様の現場管理手間が削減できるという点です。刻一刻と変化する現場進捗を把握し、別々の会社の間に入って指示し調整していくというのは、精神的負担・時間的負担は相当なものでしょう。ここを部分的にでも取れるというのは付加価値だと考えます。

ただ、それだけだと面白くはありません。

コラボしたからこそできる技術的発想・新工法の提案に繋げて、お客様から相談されるグループへと成長していきたい。

〇トリプルWIN3つ目のWIN〇

最後のWINは参加するすべての会社のWINです。

会社のWINは「働く人のWIN」「お客様のWIN]が高いレベルで実現できたときに、得られるWINです。よって3番目にしました。

しかし「会社のWIN」なくして長期的な成功はありえないので、かならずここに繋げなければならないと考えます。

<プロジェクト発動中>

今回、フクムラ仮設㈱水嶋室長に調整頂き、茨城への出張が実現しました!