年末年始伝達事項(安全衛生委員会)

安全衛生委員会 年末年始伝達事項

 

・「新型コロナウィルス」について

 2020年は1月中旬に日本国内で最初の新型コロナウイルス感染者が確認され、4月には緊急事態宣言が発令。外出自粛や休業要請・時短営業など不自由な生活が続き、私たちは今まで経験したことのない1年となりました。そして今まさに第3波が押し寄せているコロナ禍。全国で新型コロナウイルスの感染拡大に歯止めがかからない状況の中、感染力が強いとされるウイルスの変異種も国内で確認されており、終息が見えぬままいつもとは違う「静かな年末年始」を迎えることになります。私たちの生活圏である京都府北部、福井県嶺南地方においてもクラスターが発生し感染者が増加しています。年末年始に向けて日々の感染対策はもちろんのこと、日常の買い物や帰省等不特定多数の人が集まる場所については混雑する時間を避け、大人数での飲食を伴う長時間の会食等への参加は控えましょう。2020年は皆様の感染症対策のおかげでコロナウイルスはもちろんのこと、風邪やインフルエンザ等の感染症が非常に少なかったと思います。今一度気を引き締めてコロナ禍を乗り切りましょう。

 

・「あおり運転」について

 今年6月に施行された妨害運転(あおり運転)の罰則について国土交通省は道路交通法改定に伴い事業用自動車に対し11月27日から行政処分を強化しました。トラック、バス、タクシーなどの事業用自動車があおり運転をした場合、運転手だけではなく事業者(会社)も処分の対象になります。事業用の自動車が急ブレーキや車間距離不保持等の妨害運転をした場合は3日間の事業停止処分に、あおり運転をして重大事故を起こした場合は7日間の事業停止処分になります。これまでの酒酔い運転、酒気帯び運転、薬物等使用運転、無免許運転、ひき逃げなどの悪質違反もあおり運転の行政処分の対象となるため、運転手だけでなく事業者も処罰を受けることになります。トラックは運転席から車体前面が近く座席が高いので前の車に接近しがちです。ドライバーは今まで以上に車間距離を取り安全運転、安全輸送に努めましょう。また社用車で高速道路を利用しての作業所への通勤が増えています。舞鶴若狭道・京都縦貫道などは対面通行が多くあおり運転など危険な運転が起きやすいように思います。今の時代はドライブレコーダーや防犯カメラで運転の記録が残ります。危険な運転は絶対にしないよう安全運転を心がけましょう。

 

・「1月の安全衛生管理」について

 30日から5日まで7日間長期の休みになります。休み明けの立上作業はトラブルの原因が隠れていることがあります。特に年末年始は例年にない寒波が予想されており降雪や凍結などが想定されます。またコロナ禍の巣ごもりや寒冷により心身が本調子でないことが予想されます。点検確認を念入りに行い作業手順や安全確認の省略など不安全行動にも注意し身体を慣らしながら作業を行いましょう。