会社という価値(SDGs)

 私たちは現在、不本意な形ではあるにしろ史上最大規模の実験を行っている。低炭素経済に移行することができれば、どんな未来が見えてくるのか。命の損失を軽蔑するわけではないが、今回の新型コロナは、恐怖の中から我々に希望を与えてくれるかも。

ここで、MDGs(ミレニアム開発目標:達成期限2015年)より受け継がれている

SDGs:Sustainable Development Goals

SDGsとは「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称。どう発音するかというと、SDGs(エス・ディー・ジーズ)です。最後はGoals(ゴールズ)の略。

SDGsは2015年9月の国連サミットで「持続可能な開発のための2030アジェンダ」が採択された。国連加盟193か国が2016年から2030年の15年間で達成するために掲げられた目標。

SDGsの5つの特徴として

普遍性 : すべての国が行動

包括性 : 誰一人取り残さない

参画性 : 全てのステークホルダー(利害関係者)が役割を持つ

統合性 : 社会・経済・環境に統合的に取り組む

透明性 : 定期的にフォローアップ

SDGsは持続可能な世界を実現するための17のゴール・169のターゲットから構成され、地球上の誰一人としてとり残さない("leave no one behind")ことなどを謳っている。

SDGsは「未来志向」のツール:2030年までの世界の"あるべき姿"を示している。"今できること"の延長線上に将来を予測するのではなく、この将来の"あるべき姿"から逆算して"今何をするべきか"を考える「バックキャスティング思考」なのである。

objectives ①~⑰(target 169)

①貧困をなくそう(7)

②飢餓をゼロに(8)

③すべての人に健康と福祉を(13)

④質の高い教育をみんなに(10)

⑤ジェンダー平等を実現しよう(9)

⑥安全な水とトイレを世界中に(8)

⑦エネルギーをみんなに、そしてクリーンに(5)

⑧働きがいも経済成長も(12)

⑨産業と技術革新の基盤をつくろう(8)

⑩人や国の不平等をなくそう(9)

⑪住み続けられるまちづくりを(10)

⑫つくる責任、つかう責任(11)

⑬気候変動に具体的な対策を(5)

⑭海の豊かさを守ろう(10)

⑮陸の豊かさも守ろう(12)

⑯平和と公正をすべての人に(12)

⑰パートナーシップで目標を達成しよう(19)

( )足してみると168、17ゴールで1つ加算するのでしょうか?

☛ もっと詳しくは HOME SDGs

ポイント

■SDGsは、世界のあるべき姿を描いている。常にSDGsを横に置き、我々がどの項目にどのような形で寄与するのかを考え、それが長期的な企業付加価値向上、広い視野で存在感のある企業へとつなげる。

■SDGsの17ゴール全てに貢献しようとするのではなく、マテリアリティ(重要課題)ごとに複数のゴールに複合的に取り組むことが、結果的に多くのゴールとつながる。

■SDGs・ESG・CCUSに関する評価は、世間がまだ見いだせていないもの。きちんと評価(標準化)する仕組みが必要だ。それを描いていこう。

■1年、3年、5年の計画と10年、20年のビジョン SDGsは"先見の明"ゴールを記している。

経営を模索する旅 の 一助 でもある。

PS:

内閣府は、もっと先の2050年を描いている。

ムーンショット型研究開発制度 (※興味のある方は一度覗いて観て下さい)

完全に次世代(未来)の世界感です。