ESGとは、
環境 Environment
"E":エネルギー使用量・CO2排出量の削減などの環境面への配慮
社会 Social
"S":ダイバーシティ(多様性)、ワークライフバランス(仕事と生活の調和)
企業統治 Governance
"G":資本効率への意識の高さ、情報開示の充実
企業の足元の業績は、決算の数字を見れば分かりますが、それはけっして将来の業績や株価を保証するものではなく、将来にわたる企業の趨勢を見とおすためには、数字以外の"目に見えない価値"に着目するのが最善の方法であり、「ESG」という三つの要素への配慮こそが長期的な企業価値を高める。
"目に見えない価値"の中で、日本企業にとって最も重要な経営資源の一つが"人"である。「ESG」でいうと、従業員の人財としての価値は"S(社会)"の一部、役員の構成状況などは"G(企業統治)"に該当する。起業の女性活躍推進に向けた取り組み状況が注目されている。それが"ESG投資"を促す流れの一端と考えられている。
"ESG"への注目は、人財を通して長期的な企業価値向上に貢献するという、人事本来の役割をあらためて定義することにもつながりそうです。
新型コロナウィルスは、地球にとっては凄く有難い存在なんだと感じる。世界中で、ある程度、人の動きを止めた。モノの動きは大きく止めた。後に、経済を徐々に狂わせようとしている。温室効果ガスの排出量の減少は一時的なものにすぎないとは思うが、「2020年は、地球にとって良い年だった。」と来年、言えるようにしようではありませんか。そう考えると次代を描けない限り、明るい豊かな世界は訪れない。
私たちは現在、不本意な形ではあるにしろ史上最大規模の実験を行っている。低炭素経済に移行することができれば、どんな未来が見えてくるのか。命の損失を軽蔑するわけではないが、今回のパンデミックは、恐怖の中から我々に希望を与えてくれるかも。
to be SDGs