会社という価値(Work style reform)

Work style reform

一昨年から、よく言われている"働き方改革"

先ず、日本は低いとされる労働生産性についての考え方。

労働生産性とは「労働生産性=労働による成果(付加価値)/労働投入量(従業員数or時間当たりの労働量)」で計算する。

労働生産性には、物的労働生産性と付加価値労働生産性(付加価値額/労働量)の2種類あり、

付加価値額とは、各企業の捉え方だそうだ。

型枠工事業で考えると

物的労働生産性=売上(㎡数×単価)※一括外注、他を含む/従業員数+常時従事者数+材工下請

付加価値労働生産性=売上(㎡数×単価)※自社材工施工のみ/従業員数+常時従事者数

何故か?一括で型枠業者や1次業者から下請した型枠業者には付加価値が生まれるが、言い方を変えて"中抜き"業者には付加価値がないということ。各社の労働生産性を共有するという意味において非常に重要なこと。

 

福村建設の現状は、、、

弊社の場合(設立1979年)の総売上・自社材工売上・自社材工請平均単価推移グラフ

※工事は決算期(9月)に完成した工事高と売上は異なる。

 

完全週休二日制は2019年からスタート(給与は末〆)

有給は、指定有給日を5日間設定。誰しも年間10日以上持ち合わせている。最高20日。

昨年から、何故に実践したか?現場職員も日給から月給に、「少ない日や多い日が月によってあるが安定した給与支給ができるため。社員が残業する機会が増えて結果収入が増えるため。そのうち、建設現場は週休2日(土曜閉所)を行ってくるから、2019チャンスだと思ったから。今後の課題は、そうなってどうやって生産性を上げていくか、これは、元請は理解出来ていないし教えてくれない。一日を大事にするほかない。」

弊社の36協定(1/1~12/31)は、完全週休2日制だから残業時間のことのみ協定している

 所定労働時間 1日8h 年間 21日×8h×12ヶ月=2016h

 延長(残業)出来る時間 1日 6h

             1ヶ月 75h

             1年 900h

          によって、

 現場職員は、どうだったか

 残業等を含めた年間(平均)労働時間 2454h

 年間で一番が多かった人の残業時間  675h(2787h)

 それでも、1ヶ月で75hを超えた人はいない72hが最高だった。今年はいない。


(残業時間について補足)

・週40時間を超えての作業時間及び一日の残業 25%割増

※祝日や土曜日出勤は1日8hの残業時間になる。

・日曜日出勤(13日間連続出勤)は休日出勤 1日(8h)35%割増

・月に60時間を超える時間の残業について 50%割増

(休息時間についての補足)

・インターバル(終了時~始業時の間の時間) は 11時間

※残業で、夜21時まで作業したら、翌日は、早出はしてはいけないということ。朝8時となる。


昨年(2019年)の弊社の付加価値労働生産性は、目標額10,000,000円に対して112%となった。

その結果、現場職員の年収(平均)は、6,218,464円

一日当の給与(月給給与+賞与)(平均)/一日8h

 = 大工 23,738円 解体 22,722円

最高額

 = 大工 35,375円 解体 29,832円 

年収 10,000,000円超え 2名

※応援は逆ザヤになる。現状は助け合いだから仕方がないか?

 

国のいう労働時間の延長は、・1ヶ月45h・1年間360hまで、でも特例を設定している・1ヶ月100h・2~6月平均80h、そんな特例は設定することは出来ないのではないですか?お国さん

日本のいう働き方改革は、・働き手を増やす・出生率の上昇・労働生産性の向上

日本のいう課題 ・長時間労働の解消・非正規と正社員の格差是正・労働人口不足(高齢者の就労促進)

日本のいう働き方改革の目玉「同一労働同一賃金」※正社員と非正規社員の格差をなくすの?何故、非正規社員のことまで考えるの?何故?何故非正規社員は社員になれないの?何故?日本の企業は人を安く使いたいって思っているからいうの?何故?弊社には非正規社員という概念は無い。

法治国家なのですから、課題と目玉は違うと思う。

弊社は、働き手を増やして労働生産性の向上を目指します。

弊社レベルで実践していきます。

高みを目指すよ。