安全大会で発表のあった、ヒヤリハット現場編です。
参考にしましょう。
ヒヤリハット⑨(溶接)
状況:狭い場所(躯体の壁の中)で溶接を行っていたところ(ホルダーが破損していたのは分かっていた)むき出しになっていた金属部分が、鉄筋に触れてスパークし、その反動で溶接棒が手にあたった。凄い衝撃だった。
原因:ホルダーが破損しており、金属部分がむき出しになっていた。
対策:1.工具の始業前点検 2.不良品は取り替える
ヒヤリハット⑩(梁掛)
状況:梁掛(かなり大きな梁型枠)中、風に煽られ、梁型枠が制御出来なくなりかけた。
原因:突風
対策:1.風速を考慮し作業を中止する 2.介錯ロープを2本使用する
ヒヤリハット⑪(丸鋸)
状況:若年(新人)者の丸鋸の使い方を見ていて、危なく思った。
原因:丸鋸の使い方が危なっかしぃ。
対策:1.ベテランの指導 2.基本教育を再度行う
ヒヤリハット⑫(堰堤)
状況:堰堤の1ロット目の作業で、型枠を建て込んで昼休みをして戻ってくると土砂が崩れていて型枠が埋まっていた。
原因:作業中だったら大惨事。朝から雨天で予兆もあった。
対策:1.作業中止(特に雨の日) 2.事業主としてもそんなところでは作業させられない 3.掘削、養生のやり直し
ヒヤリハット⑬(脚立)
状況:脚立の足が不安定で転倒しそうになった。
原因:土間スリーブの開口(穴)に脚立の足がはまった。
対策:1.開口養生を行ってから作業する 2.見過ごさない
ヒヤリハット⑭(整理整頓)
状況:他社の応援先現場で、資材が散乱状態であった。
原因:整理整頓が出来ておらず、躓き転倒の恐れがある。
対策:1.整理整頓 2.安全通路の確保
ヒヤリハット⑮(高血圧)
状況:健康診断時、現場新規入場時に血圧測定をして、血圧が高い。
原因:もともと高血圧であり、高所作業厳禁や熱中症になりやすい。
対策:1.持病、疾患のある場合は治療する 2.決められた薬を飲む(健康管理)
ヒヤリハット⑯(支保工足場)
状況:支保工足場を外側から登った時に筋交いが外れておりヨロメイタ。
原因:足場の不備、昇降階段が無い。(そんなことあるのか?)
対策:1.足場の点検 2.足場の外側(近道)は登ってはいけない
以上、前のを含めて16のヒヤリハットでした。
作業現場は、内容的にも多岐に渡ります。KYにも取り入れればマンネリしないのではないでしょうか。
危険の芽は、自らが摘み取ろう。