清水建設災防協石川分会、土木分会「事業主研修会」が3月10日(金)石川県地場産業振興センターにて行われ、今年も参加させて頂きました。
真摯に受け止め、自社の安全衛生委員会で報告したいと考える点をまとめておきたいと思います。
1.絵または写真付きの「ダブルセーフティ」を作成し、作業所で掲示する。
※ひとつの作業過程の中で、2重の安全(手順)を考えること。(例えば、トラック荷台上での作業時に①親綱を張って安全帯を掛ける。②自分より高い位置に親綱を張る。③荷台横に立馬を設置し昇降する。これでは3重になりますが、やろうと思えば沢山あるのです。
2.クレーン・重機作業:立入禁止の励行。「立入時はパーグー運動」
※歩行者が重機周辺を通行するときの合図は「パー」。それを見てオペレーターが「グー」の合図(わかったよ~のサイン)。いつもは、「グーパー運動」と言いますが、合図は「パー」から始まるので「パーグー運動」なのですね。
3.クレーン定格総荷重(吊荷+吊フック+吊治具)80%以内での揚重計画
※クレーンの点灯は許容90%で黄色に変わります。つまり、黄色になったらダメで、青色の状態(黄色に変わる10%程手前)で揚重計画すること。自社では、資材1梱包800kg以内(1tの80%以内)にしています。
4.トラック積載型は、空荷時(前方25%)
※ユニック車で資材引き揚げ時はトラック前方の吊荷は1/4(250kg)
5.パレット以外でのハンドリフトの使用禁止
※課題である。
6.ロボットの採用に努める
※とある現場では、ロボット「ペッパーくん」が新規入場者教育を行っている??
7・テキラーズ
※指先(手)の裂傷災害(不休災害)を発生させないため、テキラーズ(ハンドグローブ)でリスクを低減する。
8.保護メガネ・防塵マスク
※型枠解体時の保護メガネ使用(以前の安全衛生委員会)、溶接作業時・コンクリート斫作業時にも防塵マスクを。
9.化学物質リスクアセスメント
※厚生労働省職場のあんぜんサイト→リスクアセスメント実施支援システム(コントロール・ハンティング)
※自社では、剥離剤・塗料・粉じんが対象になる。
10.梁支保工・型枠支保工での「ねがらみ」+「大筋交い」
※昨年は、フラワーサポートは全面禁止とされていましたが、認定されているフラワーサポートもあるとされました。「大筋交い」については、continue
他・・・4/1の安全衛生委員会に向けて continue
閉め:3Kなくば未来なし「建設現場の3K(きつい、きたない、危険)ではなく、(給与、休暇、希望)の3Kである!!
帰宅途中で、清水建設さんのとある現場の完成祝い(職長会解団式)の集合に間に合い、合流させて頂きました。色んな話が出来てほんとに良かった~\(^o^)/