サワラクセミナー

 

世界で3番目の最古の自然(熱帯雨林)があるとされるマレーシア,サワラク州政府によるセミナーに参加させて頂きました。

更新が大変遅れてしまいましたが、2016年10月19日(水)「スイスホテル南海大阪」での開催でした。

セミナーは、日本語(通訳)と英語で行われ、サワラク州政府より、大臣の挨拶を始め、事務次官といった方たちが4つのトピックで話されました。

  1. サワラク州の森林・木材産業の現状・見通し          ※環境省より
  2. サワラク州の木材合法証明制度(STLVS)について     ※サワラク森林局FDS
  3. サワラク州の木材合法証明制度(STLVS)の実施検証    ※検証機関
  4. サワラク州の違法伐採対策に向けたイニシアティブ       ※サワラク森林局FDS

 

私達の会社はエンドユーザーである型枠屋です。

何故このようなセミナーが開催されたのでしょうか。

日本には、グリーン購入法(平成12年法律第100号)があります。昨今、「環境物品等の調達の推進に関する基本方針」の変更が閣議決定され、この中で、間伐材や合法性が証明された木材等を使用した「合板型枠」が、「特定調達品目」に追加されました。林野庁では、関係府省・業界等と連携し、間伐材や合法性が証明された木材等を使用した合板型枠の利用を通じて、環境負荷の低減を促進する、とされており、来年度(平成29年)から日本では、新法の具体的な運用方法を検討されいるとの事でした。

また、資源国ではない日本が、平成32年までに木材自給率50%達成を目指しています。そもそも、コンクリート用合板は南洋材(輸入)が主流であり、自給率を高めようとすると針葉樹(自給:北洋材)が増えることになります。そこで、サワラク州としてもこれまでの輸出(対日本に対しては、総輸出の39%を占める)を続けられるように、合法性確認システム・違法伐採対策について現状を理解してもらうセミナーを開催されたのだと思います。

結論としては、「今後も今まで通り、型枠合板は南洋樹(マレーシア)で」ということなんですね。

 

セミナー内での話

  • サワラク州は、1250万ヘクタールあり、人口は260万人
  • 輸出は、天然ガス・原油・・・・80%、やし油・パームヤシ・・・・10.7%、木材・・・・8.7%
  • サワラク州はライセンス「合法証明制度」を持っている、また、違法伐採などの取り締まりに力を入れている
  • 合板の輸出金額は、33億リンギット(MYR)。日本円にして 約 870億円。
  • 【マレーシアと日本との大きな違い】日本では道路や林道などの道は、国や地方団体が工事を発注してつくるが、マレーシアでは、木材伐採する業者(プライベート民間)が道をつくるとの事でした。

この合板は、いつどこのものであるか説明できるように、福村建設では、型枠用合板購入の際は、資材調達調査報告書を作成し管理しています。

輸入されてくる型枠用合板の種類などについては、今後また更新していきたいと思います。(また、日本の自給合板も機会があれば。。。)